Peri's Hobby
Periの雑多なホビー活動の記録

アンテナ作成

156とコペンのアンテナを作成します。

156は純正品だとガレージの天井をこすってしまいます。
ショートアンテナは、感度に問題があります。
コペンも純正は長すぎる感じがします。
一番聴きたいのは、AM1620kHzの交通情報です。

設計


アンテナの形式としては、ヘリカルホイップとします。
受信用なのでエレメント長は適当に考えます。FMの80MHzを基準に3/8λくらいとすると2m弱になるので、だいたいそれくらいの導線をスパイラル状に巻きつけることにします。
車にはM5のネジで取り付けます。
適当な芯に導線を巻きつけて、ベースに固定したM5のネジと導通させればアンテナになります。

素材


エレメントの材料は、0.65mmポリウレタン線とします。秋葉原オヤイデで購入。
エレメントの芯は、釣り具屋で買ったグラスソリッドφ2mmとします。
ベースはアルミ削り出し、ネジは半田の乗りと導通が必要なので、真鍮とします。
巻き付けたエレメントは、熱収縮チューブで被覆します。

作成


エレメントの作成



グラスソリッドを旋盤に咥えて、低速で回しながらポリウレタン線を巻き付けます。密巻きにしておきます。


根元になる側を少しほどいて、被覆を紙やすりで落として半田めっきします。


巻き直して太さを測っておきます。理論値は、2mm+(0.65*2) = 3.3mmですが、だいたいそれくらいになりました。

ネジ部品


5mm真鍮棒にダイスでネジを切ります。


突っ切って、反対側に3.5mmの穴を掘ります。深さは10mmくらい。ネジ部に達しない深さです。全長は20mmくらい。


エレメントとネジ部品をはんだ付けでつなぎます。


エレメントに熱収縮チューブをかぶせて、ヒートガンで熱して収縮させます。
エレメント部の太さを測っておきます。4.3mmくらいになりました。

ベース作成


アルミ棒に、円錐状の窪みを掘ります。車側のアンテナ取り付け部は凸になっています。アンテナ側を凹にして、雨の侵入を防ぐのだと思います。

中繰りバイトを使っています。

窪みの中央に5mmの穴を掘ります。ネジ部品が入ります。20mm位にしました。
次に、4.5mmの穴をベースを貫通する深さまで掘ります。全長50mmの台座だと、5mm穴の底から30mmです。キリにマスキングテープを巻いて深さの目安にします。

その後、外径を切削して突っ切ります。


アンテナの先端も適当に削って作ります。

組み立て



作った部品を、エポキシ接着剤で組み立てます。
エレメントがベースに入る深さを仮組で決めて、エレメント側に接着剤を塗るのがコツです。
はみ出した接着剤は吹き取っておきます。



完成


コペンに付けるとこんな感じ。

156だとこんな感じ。

どちらもM5なので、仕様は同じです。
今回は、全長300mm程で作りました。
5cmのショートアンテナとは比較にならないくらい高感度です。
純正アンテナよりも100mmショートです。
FirstUpload 10/05/07-00:00 : LastUpdate 10/05/07-00:32

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